docomが3月1日にahamoの新料金2970円を発表した。au、Softbankと横並びだった料金を、先出しのあと後出し値下げした。私が今使っているスマホは、スマホデビューのSoftbankの1GB、2980円なので、同料金で20GBになるのは外出先で気にせずネットを見られるのでうれしい。1月に電機量販店Yでの携帯アンケートで、「乗り換えするならどこに?」の問いにahamoと答えたら「SoftbankはLINEも使えて同料金ですよ」と言われた。「これから登山するのは山奥なので、電波はdocomが強いので・・・」と言ったらすぐ引き下がってくれた。だから300円の値下げはとってもうれしいのである。ahamoの予約は170万件を超えているそうで、docomユーザーが多いということは、これまでギガを使いこなしていない人が多いのではと想像してしまう。同日ahamo対応機種も発表されたが、どうやら今使っているXperia XZsは含まれていないようだ。残念。3年使ってバッテリーの持ちが弱くなったので変え時ではあるが、7、8万円あるいはそれ以上かかるのは結構痛い。後悔しない選択をしなければならないと思っている。

槍ヶ岳山頂でデジカメの一枚
スマホだと背景の山並みがきれい

登頂写真はスマホとデジカメの2種類

スマホを持つようになって山行写真は1.3倍とるようになった。つまりスマホの分が3割増したということだ。デジカメで撮ったのより画質がいいのが悔しい。山頂では、撮影を頼めそうな人を探す。いないときは三脚を出すか、自撮りで証拠写真を撮る。頼めそうな人がいるときは、スマホとデジカメの二つを渡し、「ロングとアップの2枚、スマホなら縦と横を」と注文を付ける。フィルムだった時代は1枚が貴重で、焦点、フレーミングを気にして無二の1枚を撮ったものだが、今は何十枚撮ってもただである。しかも誰もがカメラマンになったので、頼んだ人によって写真の出来栄えの差が大きいことがままある。したがって、誰に撮影を頼むかは重要な選択なのである。失礼ながらエベレスト登頂のように、ただ写っていればいいのではない。できることなら見栄え佳く撮ってもらいたいのである。

2007年から愛用のオリンパスToughとスマホ

困った撮影依頼あれこれ

私もたまに撮影依頼されることがあるが、その時は笑顔で応じるようにしている。スマホを持っていないときは、スマホを差し出されたときは断っていたが、今は大丈夫だ。「撮りますよ」、「にっこり」、「もう一枚」などと声をかけて4、5枚撮り見せて、「気に入らないのは消してください」とカメラを返すようにしている。ところが中には困った依頼をする人もたまにいる。燕岳で古いデジカメを渡され、「後ろを広く撮ってください」と言われたが、カメラが古くて広角にならない。「もっと下がって」と言われたが後がない。体を後ろに反らして撮り「これが精いっぱいです」とカメラを返した。液晶画面が暗くてどう写っているか確認できないものだった。1万円でいいから新しいのを買ってくれと言いたかった。ほかには、森吉山でのこと。ツアーで来たおばさん連中に数台のカメラを渡されたことがある。並ぶのに時間がかかり、何十枚もとらなければならないのは大いに困る。君たちだけの山頂じゃないんだから。

たまたま登ってきた人に頼んだら上手な方だった大雪山旭岳

名カメラマンを見分けるには

では、誰に頼んだらいいのだろうか。一番は何といっても一眼レフカメラを提げている人であろう。男性でも女性でも、年配者でも若者でも一眼レフあるいはレンズ交換式カメラを提げている人は、撮影の心得ある人に間違いない。事実、槍ヶ岳と薬師岳で撮ってもらった若い女性は上手だった。また、乗鞍岳で撮ってもらった男性は背景に御嶽山を入れる細やかさがあった。剱岳ではかなりの長身だったが、屈んで撮ってくれた。次点はほかの人を撮っているとき、細やかな声掛けをして3枚以上シャッターを押す人であろう。彼の時間を延長して束縛するのは心苦しいが、何度も頭を下げてお願いすることにしている。そうやって撮った貰った写真は80点以上の出来栄えとなる。だが平日のソロ登山。さほど人気のない山では人がいないことも多い。そんなときは、三脚ゴリラポッドの出番である。100円ショップで買ったバネ式ホルダーにスマホを付けてとるようにしているが、無ければ手持ち自撮りとなることも多い。

JOBYゴリラポッドにスマホホルダーを付けて
著者

わたるくん

1955年生れ 登山を頻繁に行うようになったのは退職後、地元の山岳会に入ってから。 2017年から2020年まで山形県自然公園管理員(鳥海国定公園)。

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