世界文化遺産比叡山延暦寺を見る
四国、中国、近畿の百名山5座に登り、山行もすでに7日になった。帰りの予定は明日、5月26日である。大峰山八経ヶ岳を下山し、京都市を通過して滋賀県坂本市に着いたのは午後3時を回ったころである。坂本駅からケーブルカーに乗るのだが、事前に位置確認していなかったため駐車場探しに手間取ってしまった。ようやくケーブルカーに乗り、延暦寺駅に降り立ったのは45分を過ぎた。参道を歩き、入場料を払い境内に入る。根本中堂前はトレイルランのゴール地点となっており、大賑わいであった。その横をすり抜け根本中堂へ下りていくと、建物は修理中でネットで覆われていた。大伽藍の中を見学し、僧侶から話を聞き、東塔エリアの阿弥陀堂まで行って時間を気にする。戻って土産物を見ているうちに5時になろうとしているので、ケーブルカーで坂本駅に下りた。全山見てみたかった心残りを抱えたまま、明日、一乗谷朝倉氏遺跡を見るために福井市に向かうことにする。
大野城、一乗谷、丸岡城を見学
坂本市から夜道、西近江路を通り北陸道に乗り、福井ICから大野市「あっ宝んど」の湯に浸かったのは10時になろうとしていた。ここは荒島岳登山で来たことのある日帰り温泉である。夜10時半、飲めないにもかかわらず缶ビールを1本開け5座登頂を祝った。翌朝、2019年5月26日、日曜日、駐車場にあったのは私の車だけであった。こそこそと車を出し、市内のすき家でサバ定食の朝飯を食べた。朝飯らしい朝食は20日の米子以来である。この日の大野市は名水マラソン大会が行われる日のようで、早朝から車の往来が多い。駐車場から石段を登り山城のため坂道を10分余り登るとラジオ体操のグループが集まっている。城を眺め、次に一乗谷朝倉氏遺跡を見に行く。7時半に一乗谷に着く。開場前なので復元町並みには入れなかったが、朝倉氏遺跡をぐるっと見学した。あのような狭い所に居を構えたところに朝倉氏の限界があった気がした。ここまで8時10分。続いて坂井市丸岡城を見に行く。ここは最古の天守閣とされていたのだが、調査の結果1620年ころの建造と先ごろ判明したところだ。ここには9時前の到着なので入場することができた。天守閣に上がり街の眺めを楽しんで下りてきたのは9時40分のことである。
走行距離3350㎞、帰路につく
5月19日から26日まで、百名山5座の山行と世界文化遺産4か所の観光の旅もここで終了である。あとは無事に家に着くだけである。丸岡ICから北陸自動車道に乗り、蓮台寺PAで休憩、米山SAで遅い昼食をとり酒田の家に着いたのは午後6時過ぎである。総走行距離3350㎞の旅がやっと終わった。(お詫び。城の写真をうっかりゴミ箱に入れたようで掲載できませんでした。)